それで若干がっかりしてるかのような先輩を見て、
そんな自分が情けないやら、申し訳ないやら…。ほんとはもっと、話したいのに。
仲良くなってしまったら、自分は口も下手だし、嘘ついたまま合わせ続ける自信はどうしてもなく。
今思えば、表面だけでももう少し仲良くできればよかったんですが…。

作業台の前で分からなくなって、ちょっと困ってた時に、
両手に荷物抱えたまま口笛吹いて近づいてきてくれて（自分に気づかせる為の口笛）
先輩にたびたび助けてもらったもんでした。

あの「どうした？」でも「なんかあったか？」でもなく
軽い調子の口笛吹いて近づいてきて様子見てくれる姿が
今思い返してもノンケっぽくてかっこよかったなぁ（笑）
（ノンケ惚れはさすがにもうなくなったと思ってたのにｗ）

当時From the Lifeで描いてた絵柄のモデルはある意味この人でもありますね。
特に口元が、ちょっとゴリラっぽいところ。

その人も鼻と口の間が若干長く見えて、鼻の下の線がわりと印象的な人だったので、
職場で必死で抑えてた分、少しでもあんな人を絵に描きたいと
自分の絵にもそれを参考に口元を下げて、鼻の下の線を少し入れたりしたんですね。

髪型とかはもう普通に描きやすい少年漫画っぽい髪型にして。
表情とかはもう、昔から描き慣れた表情や、自分に見せて欲しい妄想の産物ですね。
正直その頃は鬱病だったから、ひたすら優しい表情、温かい顔、そして可愛い顔が見たかった（笑）
自分は元々Ｓっ気の方が若干多いので、男っぽいキャラが
困ってる顔や照れたり動揺してる顔が好きってのもありましたね。


当時のＨＰ、「From the Life」の意味は
ネットで辞書を調べて決めたもので（自分はまったく英語できませんｗ）
「from life」が実物をモデルにして、という意味で。

自分は基本的に傲慢な上にものぐさで、人の真似や、
資料を見ることすら好まない人間だったので
絵を描いてても大体頭の中の想像だけで描いてしまってました。
（こないだ少しブログに書いて消した数人影響受けた絵描きの方はいますが）

おかげで、何年絵を描いててもなっかなか上手くならないので、
やっぱり写真とか、実物を見て絵を描かないとなというのが理由の一つ、

そして、自分は、やっぱり頭の中だけで考えてしまって世間知らずな所があったので
しっかり実物（現実）を見たいという意味も一つ、

それから、やっぱり絵は、自分の人生や、生き方や、気持ちが表れるものだと思ったから、
いい絵を描くためにも、いい自分で、良い存在でいたいと、
それを自分に戒めるのも、理由の一つだったような気がします。

この初心を忘れないよう、またブログタイトルにでも使ってみようかなぁ。
今のお馬鹿っぽいタイトルもリラックスできて嫌いじゃないですが。


少し話しがそれた気もしますが
なかなか「実物をモデル」にして絵の描けなかった自分ですが、
一応、最初にキャラを作る時には実物を一部モデルにできていて、それがあの先輩であった事、
そしてあの時のＨＰタイトルの意味を思い出したので、ここに書いときます。

もう10年以上まえの話になります。
いろんなことがあり過ぎて忘れかけてたので、思い出せてよかったです。

関連記事

• 放火事件とパクリについて思う事。 (2024/01/27)
• 思い出した (2014/02/05)
• お知らせ (2010/08/23)
• 今後のブログの方針について (2009/06/25)
• ご無沙汰 (2009/06/15)